材を生かす土井建築のこだわり
木材の特性を理解し、適切な場所で使用する
いつまでも安心して過ごしていただくために。
土井建築では、使用する素材を最大限生かした住まいづくりを行っております。
素材は建物に合わせて京都府・岐阜県・長野県まで赴き、目で直接確認・厳選した素材を調達してまいります。
そして素材の特性を表現できるよう、適材適所で使用いたします。
長い時間を過ごしていただく住まいだからこそ、細部までこだわりを反映いたします。
淡路島の特産を使用した瓦
土井建築では木材はもちろん
「瓦」にもこだわっております。
淡路島は瓦の特産地です。
中でも軒瓦の一種である鎌軒瓦は、万十軒瓦のように小巴がなく、軒先の垂れも小さい特長があり、土井建築が得意としている伝統建築を最大限生かすことができます。
その他様々な寸法や形の瓦があるので、建物の雰囲気によって変えていきます。
伝統の技法を残す
昔の技法の良い所を次の世代に残していく
土井建築では伝統ある技法を受け継ぎ、そして後世にも残していくことを考えながら仕事をしております。
ある数寄屋建築の新築を建てる際、既存の住まいを解体すると「登り梁」を用いておりました。
現代技法の新築であれば、登り梁を残して建て直すことはありませんが、土井建築はこの登り梁を生かして住まいを建てました。
梁自体が水平でなく、屋根勾配などに合わせて斜めに架けられるため、手間がかかります。
ですが、建物を締める構造体として、希少性の高い工法でしたので「絶対に次の世代に残したい!」と考え、施主様へお話しの上、この技法を残しました。
思い描いた理想の住まいをお届けすることはもちろん、後世に渡って、伝統技法を引き継ぐことも私どもに与えられた使命であると考えております。
「和」を最大限表現した技術力
「和」を最大限生かした住まいづくりは、簡単に出せるものではありません。
ただ木材を使用すれば完成という訳ではなく、木目の美しさであったり、自由自在な組立を表現しなければなりません。
そこには大工の力量が大きく問われます。
土井建築は熟練の技術と細部にまでこだわりぬいた丁寧な施工で、いつまでも飽きることのない住空間をつくります。